2004年7月7日

第12回・国際地域政治研究「中国・台湾」

川島 真(shin@juris.hokudai.ac.jp)

<中国政治の見方,「中国」の形成 >

これまでのレジュメはhttp://www.juris.hokudai.ac.jp/~shin/にあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




     授業のまとめ

■中央政府の制度

(1)                      全国人民代表大会 (2)党と国家の関係 (3)憲法の問題

   ■国家と社会、中国政治を大づかみにする

     「中国」の捉え方

 ・創られてきた「中国」

    言語、文化的紐帯、王朝としての連続性、巡礼圏(官僚、学者)、経済圏

必読文献 ベネディクト・アンダーソン(白石さや、白石隆訳) 『想像の共同体

―ナショナリズムの起源と流行  ネットワークの社会科学』(NTT出版、1997年)

・意識化された「中国」の形成

   19世紀半ばからの「中国」、ゆるやかな統治の限界(同心円状モデル)、領域の一元化(省の設置)、国名としての「中国」

・ナショナリズムの形成(つなぎとめておく論理)

   「漢族」ナショナリズム、「中華」ナショナリズム、「中国」ナショナリズム

・統一と分裂

   常に統一されていたほうがいいとする観点。外国側は分裂を強調しがち。

・郡県と封建

   地域的統合イメージ、統治イメージ

         人治、法治/儒教の影響/王道・覇道

     正当性の問題

清朝の正当性の軸 → 天命、儒教の世界での最高権威、王道など

中華民国の正当性の軸 → 国際社会での承認、近代性、ナショナリズム

中華人民共和国の正当性の軸 → 「革命/ナショナリズム/豊かさ」 という基本軸。

     正統性の問題

正しい「中国」であることの証明。

「歴史」の重要性、「中国」の保全、抗日・・・