20067 7

 

2006年度第10回国際地域政治研究「中国・台湾」

川島 真 shin@juris.hokudai.ac.jp

前回の授業のレジュメ⇒ http://www.juris.hokudai.ac.jp/~shin/ 

歴史認識問題(5)靖国神社参拝問題

 

●靖国神社参拝問題とは??

  中曽根総理、橋本総理、小泉総理が参拝 ⇒ それに対して中国、韓国などが抗議。

    ⇒ 日本が戦争責任を認めていない、反省していない、ということの表れだとされる。

    ⇒ 日本側としては「平和の為に」、「二度と過ちをおかさないために」参拝、あるいは「国内問題」などとして説明、対応。

    ⇒ 法的には、公的参拝か私的参拝かが焦点に。「政教分離」の原則。

    ⇒ 自民党を支える組織としての日本遺族会と総裁選挙。あるいは厚生族。

    ⇒ 外交問題としての靖国問題

        日中共同声明、日中平和友好条約違反??

        A級戦犯合祀が悪い?どうして? ⇒ 「一部の軍国主義者」、東京裁判

        追悼施設建設??

⇒  815日午後に日本武道館でおこなっている追悼行事(天皇、三権の長がみな参加している)で十分なのではないか、という指摘

    ⇒ 天皇との関係

    ⇒ 教科書問題との関係

●文化論なのか

  死者は仏、神になる日本と、死者をも鞭打つ中国の文化の違い???

●政治外交の問題で何がどこまでできるのか

  靖国神社は「宗教法人」。国家の政策で介入は困難。

  分祀にしても、遺族の同意が必要。・・・東條家の立場。

●それでも総理が参拝したのはなぜか。

  中曽根、橋本両首相と小泉総理との相違はどこにあるのか。

●解決はどうする?

  私人としての総理大臣に対して「参拝してはならない」などと言うことはできない。それはあくまでも自由。分祀は困難。

  ⇒追悼施設をつくったところで、靖国に行かないという保障にはならない。

  ⇒公人、私人という弁別は海外には通用しない。

 

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レポートテーマ

日中間の歴史問題について、(1)この問題とはどのような問題だと考えるか、(2)この問題を生じさせた原因は何だと考えるか、(3)考えられる解決方法は何か、という三点を、授業の内容をふまえた上で、自らの考えを加えながらまとめなさい。なお、自らの考えはそれが自分の考えであることを明示し、根拠や事例も示すこと。引用なき剽窃は認めない。

提出期限、716日(金)正午まで。提出先、法学部事務室。21日の授業で返却する。

用紙はA4、字数は1100字以上、1200字以内とする。