2006年7月23日(川島真)
国際地域政治研究(中国・台湾)採点講評
みなさん、今回のレポートもおつかれさまでした。
まずは今回のテーマをもう一度みましょう。
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日中間の歴史問題について、(1)この問題とはどのような問題だと考えるか、(2)この問題を生じさせた原因は何だと考えるか、(3)考えられる解決方法は何か、という三点を、授業の内容をふまえた上で、自らの考えを加えながらまとめなさい。なお、自らの考えはそれが自分の考えであることを明示し、根拠や事例も示すこと。引用なき剽窃は認めない。 |
これについて、日中間の歴史問題を自動的に靖国問題や教科書問題と置き換えてしまった人がいますが、これは問いに正面から答えているとはいえません。もちろん、一度歴史問題とは何かということを位置づけてから、靖国、あるいは教科書を中心にして書くということなら、問題ありません。また、今回はウェブからの剽窃はあまり見られませんでしたが、逆に川島のウェブサイトや授業のノートの丸写しが目立ちました。Dにはしませんでしたが、あまりいい印象ではありません。前回のレポート同様に、「自分で考える。考えには根拠を明示する。感情には理由をつける。そして自分の意見を支える事例もしっかりあげる」ということをやってほしかったのです。授業の内容をそのまま、あたかも自分の見解かのように述べることは、自分で考えたとはいえません。
さて、採点結果ですが、第一回目のレポートと加えて、A
(優)15名、B(良)15名、C(可)23名となりました。二度レポートを出した人で不可になった方はいません。また、点数的に68点以上は良、78点以上は優としました。二回の出席点はそれぞれ10点(あまりにひどい内容だと7-8点にしました)として採点してあります。
なお、7月14日(金)にいただいた質問への回答は、川島真研究室のウェブサイトに掲載してあります。http://www.juris.hokudai.ac.jp/~shin/ 学生番号順に記してあります。ご参考にしてください。
最後になりますが、今回の授業で申し上げた内容については、まだまだ今後とも流動することばかりです。実際に中国の歴史教科書を読んでもらったのも、史料から直接的にいろいろなことを学んでほしかったからです。伝聞情報ではなく、自分で教科書を見て、自分で判断してほしかったからです。そのような姿勢を維持しながら、問題を考えて言ってほしいと思います。小生は、10月から東京大学大学院総合文化研究科に異動しますが、何か疑問がわいたら、いつでもメイルをください。アドレスは上記のものが使えます。それでは。