2006.6
筑波大学集中講義資料2
川島 真 shin@juris.hokudai.ac.jp
Gordon W. and Prange
Collection and Archive NC-0403
『中国留日学生報』を読む
東京、3−36号、1947年3月10日−1949年10月11日
13,15,17号が欠号
3・4号は中華民国留日学生旬報、5−16号が中華留日学生報
編者・出版社 3.4号留日同学総会、5−34号 中華民国留日同学総会、編者 5−10号 文化部学生報編輯委員会、その他の編者および出版社 中国留日学生報社、
●プランゲ文庫について Gordon W. and Prange Collection and Archive
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compiled, they will be added to the database. Note: Title entries are under
revision. The majority of titles in English are translations from the Japanese
by Prange Collection staff. Transliterated titles for all items will be
available soon.
http://www.lib.umd.edu/prange/html/advancedsearch.jsp(メリーランド図書館)
●坂口英子(メリーランド大学図書館東アジア資料室プランゲ文庫責任者)
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【プランゲ文庫】収蔵資料 |
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・新聞 |
18,047タイトル |
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・雑誌 |
13,743タイトル |
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・図書 / パンフレット |
約 71,000タイトル |
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・報道写真 |
約 10,000枚 |
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・ポスター |
90枚 |
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・地図 |
約 640枚 |
アメリカ合衆国メリーランド大学マッケルデ ン図書館は、1945年の秋から1949年11月までに日本で発行されたおびただしい数の出版物を所蔵している。これらは、第二次世界大戦後、日本を占領した連合軍総司令部(GHQ)が占領政策の一環として行ったメディア検閲の結果として民間検閲局(CCD)に保管されていた資料である。GHQは新聞、雑誌、図書といった出版物から、放送、映画、演劇、郵便といったあらゆる種類のメディアの検閲を行った。日本全国を3つの地区に分け、東京、大阪、福岡のCCDでプレスコード(日本出版法)にもとづく検閲を実施した。CCDによる検閲が1949年に終了し、これらの資料の歴史的重要性を認識し母校への移譲に尽力したのがメリーランド大学教授で、大学に在席のままGHQ参謀II部戦史室に勤務していたプランゲ博士だった。博士の努力が実り、約二年をかけて横浜港から約500箱の木箱に詰められた出版物がメリーランド大学に送り出された。1950年に最初の木箱が到着し、28年後の1978年9月15日にメリーランド大学理事会はこれらの占領期資料を正式に「ゴードン
W. プランゲ文庫」と命名した。
さて、資料の整理は1960年代から始まったが、プランゲ文庫が研究者の間に知られていくに連れ、資料の保存が急務となってきた。終戦直後は用紙が極端に不足し出版者は品質の悪い酸性紙の使用を余儀なくされていたため、出版物の劣化が加速度的に進んでいたからである。1992年から1999年にかけて、メリーランド大学図書館は傷みの激しい雑誌と新聞の保存事業を実施し、62,976枚の雑誌マイクロフィッシュと3,823リールの新聞マイクロフィルムが誕生した。同時に、雑誌と新聞の書誌情報がデータベースに入力され、それをもとに冊子体目録が作成された。図書の場合も、これまでに文学、歴史を中心に約14,000タイトル、教育関連図書約1万冊の書誌情報をデータベース入力し、現在も目録作業を継続している。これらの図書データはインターネット上で公開され、メリーランド大学図書館のホームページにアクセスすれば、世界中どこからでも図書のオンライン検索が可能である。
プランゲ文庫の資料の重要性は占領軍による検閲の実態、占領下、特に敗戦から四年間の日本社会の変化を当時の出版物から見ることができるなど、言いつくすことができない。ただ、資料がアメリカにあること、劣化が進んでいることなどで、研究者にとっての資料利用の不便さが課題であった。しかしプランゲ文庫の雑誌がマイクロ資料として、2001年から書誌と共に市販され、今回は新聞のマイクロ版がそれに加わることにより資料が日本の研究者にとって身近なものとなった。プランゲ文庫の占領期資料が、姿を変えて里帰りしたのだと思っている。
http://www.bunsei.co.jp/prange/
●『中国留日学生報』のもつ可能性について
口頭報告