交流協会Luncheon

26th/JAN/04

台湾の日本研究

 

川島 真

(北海道大学法学研究科 shin@juris.hokudai.ac.jp

 

1.台湾は親日的か?

   氾濫する日本情報/台湾社会の複雑さ/哈日族登場の意味/対日関係を担う人材の減少/

日本に関する言論の偏重/学界における問題性/欧米留学の強さ/日本留学経験者の地位の相対的低下

2.台湾における日本研究   

  (1)研究史とその背景

  (2)研究機関の多様化、日本研究の必要性の認識

  (3)主たる研究機関

  (4)研究分野の状況

3.指摘されている諸問題

  (1)育たない日本研究(事情通と研究者)、世界の日本研究の中での発信能力

  (2)日本語から日本研究へと結びつかないこと

  (3)日本での学位取得の困難さ(奨学金の問題)

  (4)研究インフラ未整備(教材、研究図書、専門家など)

4.問題の背景

  (1)自前の日本研究の博士課程が無いこと

  (2)日本研究のディシプリンが確立していないこと(Japan Studies, Japanology

  (3)日本それ自体のプレゼンスの低下

  (4)台湾側の問題性(博士課程、外国語大学がないこと)

5.可能性

  (1)「日本研究」支援(派遣専門家、共同研究、図書支援、出版助成等)

  (2)奨学金制度の再考

  (3)拠点形成

6.しかし、そのまえに考えるべきこと

  (1)台湾には他の地域を対象とした研究はどのようになっているのか(外国研究の土壌は?)

  (2)諸外国の台湾との文化交流はどのようになっているのか

(スタンフォード大学、パリ極東学院)