担当教員氏名 | 川島 真 |
開講科目名 | (修士課程科目名)政治史学特殊演習B(2単位) |
(博士後期課程科目名)<政治史学特別研究C>(2単位) | |
学部授業との合併の有無 | ※( 有 )有の場合は 学部授業名:アジア政治論 (2単位) ※【有】の場合 → 大学院入学前履修制度の指定科目に【しない】 |
法科大学院授業との合併の有無 | ※( 無 )有の場合は 授 業 名: ( 単位) |
公共政策大学院授業との合併の有無 | ※( 有 )有の場合は 授 業 名:現代アジア政治外交論Ⅰ ( 2単位) |
開講期 | ※ 1学期 |
(開講月) | (4月) |
授業内容 (及び教材等) |
1.授業テーマ:中国外交史 |
2.内 容: 【授業の目標と内容】 今年度は、中国外交史を19世紀から20世紀半ば、できれば戦後まで扱う。そうすることで中国の対外関係、外交政策の歴史的な背景を把握する。また、適宜時事的問題にもふれ、緊張する日中関係、台湾関連の諸事項についてもコメントしていきたい。この授業を受講することにより、ある意味で単純な諸メディアの言説をそのまま真に受けることなく、ある程度までは自分で考察して問題を相対化する力をつけてもらいたい。また同時に史料に依拠した歴史的な状況についても把握することで、東アジアの歴史的な問題それじたいが歴史的な経緯の中で形成されてきていることを把握して欲しい。そして、中国の外交については、日本から見た場合のそれとだいぶことなる状況があるので、いったん中国のコンテキストに即するかたちで把握することを目指して欲しい。 【授業計画】 初回に詳細なシラバスを配布する予定。基本的に時系列にそって、中国外交の歴史、日中関係、国際社会での中国の位置などを説明していく。全部で13-15回であることを考慮して、19世紀後半に4回、20世紀前半に5回、20世紀後半に4回といったところだろう。そのほか、適宜ゲストスピーカー、映像などを見ることにしている。 【評価】 テストをおこなう。ただし、問題は事前に公開する。 【参考文献】 坂野正高『中国近代政治外交史』(東京大学出版会、1973年) 毛里和子『現代中国政治』(名古屋大学出版会、2004年) 濱下武志『近代中国の国際的契機』(東京大学出版会、1990年) 茂木敏夫『変容する近代東アジアの国際秩序』(山川出版社、1997年) 岡本隆司『属国と自主の間』(名古屋大学出版会、2005年) 川島真『中国近代外交の形成』(名古屋大学出版会、2004年) |
アジア政治論(2006年度前期、北海道大学)
2006年4月1日