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中国国家図書館分館所蔵 中国外交档案

川島真

 国家図書館蔵清代孤本外交档案(52冊)、同続編(20冊)/民国孤本外交档案(26冊)、同続編(8冊)/総理衙門档案を含む国家図書館蔵清代孤本内閣六部档案(38冊)、同続編(48冊)の存在はすでに学会に知られ、その出版以降、学界に新たな史料を提供してきている。

 これらの外交档案は、原档、清档の双方を含むもので、1930年代初頭に北京から南京に、また北京から洛陽の河洛図書館に運ばれたものとは異なる系統の档案のようである。すなわち、日本の華北占領時代にも北京に残されていたもののようである。現在の国家図書館分館の古籍類は日本の占領時代には興亜院北京弁事処の管轄したに置かれていた模様である。それが現在国家図書館分館にて公開されているのである。档案の名称は外交孤本とはなっておらず、「古籍」の中に外務部、総理衙門関連のものが含まれているということになる。条約関係、また交渉関係など数多くのタイトルのカードがある。

 全体の分量などは把握していないが、第一歴史档案館、第二歴史档案館、そして台湾の各档案館につぐ、新たな「档案館」がこの中国国家図書館分館であると理解していいものと思われる。特に、外務部および総理衙門関連の档案は貴重である。第一歴史档案館の外務部档案の整理・出版が、オーストリア、スペイン、ポルトガル部分しか終わっておらず、全体が未公開な中で、多くの外務部档案を公開している国家図書館分館の存在は心強い。

 しかし、中国外交档案分布図がいっそう複雑になったことは否めない。

名称:   中国国家図書館分館  
場所:   国家図書館分館古籍閲覧室 
      郵便番号100034 北京市文津街7号(ちょうど中南海の入り口の向かいにある)
      電話 6618-9872
開館時間: 9時から17時(月曜日から金曜日)
基本的に単位の紹介状と身分証明書が求められる。カードもあるし、コンピュータ検索もある。
 

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