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アジア政治論第1回講義レジュメ

2002年第1回講義資料
                              2002.4.5.川島 真
shin@juris.hokudai.ac.jp

アジア政治論

【授業計画】
4月5日(金) ガイダンス-アジアの政治外交史について-
4月12日(金) トルコをめぐる19世紀の外交過程
4月19日(金) インドをめぐる外交過程
4月26日(金) 東南アジアをめぐる外交過程
5月10日(金) 中国をめぐる外交過程(1)-中国の朝貢システム論-
5月17日(金) 中国をめぐる外交過程(2)-アヘン戦争前後-
5月24日(金) 中国における外交過程(3)-アロー戦争から同治中興へ-
5月31日(金) 中国をめぐる外交過程(4)-総理衙門外交-
6月7日(金) 休講(大学祭のため)
6月14日(金) 中国をめぐる外交過程(5)-日清戦争前後-
6月21日(金) 中国をめぐる外交過程(6) -外務部の外交-
6月28日(金) 中国をめぐる外交過程(7)-辛亥革命の意義-
7月5日(金) 朝鮮半島をめぐる外交過程
7月12日(金) 日本の位置、比較考察

【テキスト】特に無し。参考文献は随時紹介する。
【授業形式】講義形式。レジュメは配布する。
【評価】  出席は基本的にとらないが、学期のうち数回は出席票を集めることがある。
      学期末は、テストをおこなう(但し問題を公開しておこなう)。

0.アジアへの接近-勉強の仕方-
   語学・フィールドワーク・文献・そして整理・統合

1. 「アジア」について
所謂「オリエント」「リオリエント」
西洋の鏡としてのオリエント
岡倉天心「アジアは一つである」「西洋の栄光がアジアの屈辱」
しかし、日本/西洋/アジアという認識:近代日本の問題性
法学部における「知の体系」
但し、アジアからの問題提起困難(リビジョンは可能だが)

2.「アジア」としての「公共の歴史」はあるのか?
  ユーラシア史的発想
  近代史における立場の共有
  近代史としての「記憶」の共通性
  しかし、21世紀に「アジア」は残りえないのではないか?

3.この授業のねらい
  第1次グローバリゼーションともいえる19世紀末におきたこと
   ⇒ アジアの歴史・記憶の基盤
  現在のグローバリゼーションは「アジア」の再形成につながるのか?

【参考文献】
A.G.フランク(著)・山下範久(訳)『リオリエント』藤原書店 2000年 5800円(税別).
岡倉一雄『岡倉天心全集』六藝社、1939年(特に第2巻-第3巻)

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