- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史1 東アジア世界の近代 19世紀
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112819
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2010年12月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
東アジア世界の近代 19世紀 川島真通空間論題
儒教的近代としての東アジア「近世」 宮嶋博史
ロシアの東漸と東アジア──一九世紀後半における露清関係の転換 柳澤明
イギリスの東漸と東アジア──貿易と秩序 小林隆夫個別史/地域史 Ⅰ 朝貢と条約
朝貢と互市 岩井茂樹
属国/保護と自主──琉球・ベトナム・朝鮮 岡本隆司
朝鮮中立化論と日清戦争 長谷川直子
朝貢からの「離脱」──シャムの事例 小泉順子個別史/地域史 Ⅱ 近代という秩序・規範
明治維新とアジア──二つの「併合」、北海道と朝鮮 井上勝生
運輸・通信革命と東南アジアの植民化 早瀬晋三
中国海関と「国際」の文脈──検疫の制度化をめぐって 飯島渉
近代インドにおける学問と音楽芸術──オリエンタリズム論 井上貴子個別史/地域史 Ⅲ 地域社会から見る変容過程
太平天国における不寛容──もう一つの近代ヨーロッパ受容 菊池秀明
清末中国沿海の変動と制度の再編 村上衛
オランダ領東インドにおける植民地化とイスラーム 菅原由美
ロシア極東と満洲における国境の形成──ヒトとモノの移動の観点から 左近幸村トピック・コラム
アメリカと太平洋──マシュー・モーリーとマシュー・ペリー 遠藤泰生
恋愛結婚の理想と現実 デビッド・ノッター
近代日本野の対アジア通商政策──植民地における水産試験場 黄栄光
台湾原住民社会と洋務 張士陽
結ばれなかった講和条約──英緬戦争期ビルマの対イギリス認識 岩城高広人物コラム
福沢諭吉とアジア 酒井哲哉
全琫準 趙景達
ラザフォード・オールコック 本野英一
ラーマ五世 増田えりか
トーマス・ラッフルズ 生田滋
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 2 日露戦争と韓国併合 19世紀末-1900年代
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112826
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2010年10月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
日露戦争と韓国併合 19世紀末-1900年代 和田春樹通空間論題
東アジアの覇権と海軍力 相澤淳
ハルビンとダーリニー(大連)の歴史──一八九八年から一九〇三年まで ディビッド・ウルフ
イギリスのアジア政策 イアン・ニッシュ(木畑洋一訳)個別史/地域史 Ⅰ 米露日の膨張とアジア
太平洋植民地の獲得とアメリカの「アジアへの道」 中野聡
日本の大陸戦略──満韓交換論をめぐって 朴羊信
危機に立つ大韓帝国 趙景達
帝国主義中国分割と「民衆」社会──「瓜分」と「雪恥」 佐藤公彦個別史/地域史 Ⅱ 日露戦争の現実と影響
敗戦主義工作と民族 稲葉千晴
タイ華僑社会における中国ナショナリズムの起源 村嶋英治
初期国民会議派とインド・ナショナリズム──協力の中の自立と変革 長崎暢子
旅順攻防戦論 成田龍一個別史/地域史 Ⅲ 韓国併合の衝撃
日露戦争後の日本──「大国民」意識と戦後ナショナリズム 櫻井良樹
植民地戦争としての義兵戦争 愼蒼宇
日本の韓国併合 松田利彦
東南アジア植民地体制の完成 弘末雅士トピック・コラム
アジア人留学の流れ 孫安石
日本の国家イメージ 石和静
東遊運動 ビン・シン
東アジアの売春婦たち 倉橋正直
黒龍会と一進会 櫻井良樹人物コラム
幸徳秋水 石坂浩一
近衛篤麿 平石直昭
セオドア・ローズヴェルト 長田彰文
レフ・トルストイ 和田春樹
高宗 李泰鎮
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 3 世界戦争と改造 1910年代
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112833
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2010年11月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
世界戦争と改造 1910年代 趙景達通空間論題
ロシア革命とコミンテルン──〈ロシア革命〉の誕生と東アジアへの連鎖 石井規衛
アジアにおける初期社会主義思想 鐙屋一
第一次大戦の衝撃と帝国日本 山室信一個別史/地域史 Ⅰ 改革と革命
光緒新政から辛亥革命へ──地域社会の変動を中心に 藤谷浩悦
チベットをめぐる国際関係と近代化の混迷 平野聡
日本統治初期台湾における「理蕃政策」 李文良(北村嘉恵訳)
辛亥革命と「アジア主義」 山田賢個別史/地域史 Ⅱ 第一次大戦とアジア
日英関係とインド問題 本田毅彦
第一次世界大戦下の東南アジア経済と日本 籠谷直人
東南アジアにおける植民地エリートの形成──英領ビルマの場合 根本敬
日本人の居留民社会 柳沢遊個別史/地域史 Ⅲ アジアのナショナリズム
武断政治と三・一独立運動 小川原宏幸
日本の対華二一カ条要求と五・四運動 村田雄二郎
東南アジアにおけるナショナリズムの多様性──越境的・周辺的ナショナリズムの展開と限界 山本信人
インドの民族運動とガンディーの登場 内藤雅雄トピック・コラム
米騒動 籠谷直人
世界戦争と終末思想 川瀬貴也
連省自治 田中比呂志
初期アメリカ・メディアのアジア像 貴堂嘉之
大韓民国臨時政府 宮本正明人物コラム
柳宗悦と浅川巧 高崎宗司
宮崎滔天 山室信一
袁世凱と孫文 深町英夫
タン・マラカ 押川典昭
申采浩 趙景達
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 4 社会主義とナショナリズム 1920年代
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112840
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年03月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
社会主義とナショナリズム 1920年代 川島真通空間論題
ロシア革命とシベリア出兵 原暉之
ウィルソン主義とワシントン体制 高原秀介
「大正デモクラシー」の再検討と新たな射程 有馬学個別史/地域史 Ⅰ 知識人と社会主義・ナショナリズム・国際主義
東北アジアの白系ロシア人社会 中嶋毅
“モンゴル”という空間と、”独立”と”革命”の射程 中見立夫
中国国民党と共産党の成立と展開 嵯峨隆
近代と反近代の錯綜──一九二〇年代満洲の文化状況 平野健一郎個別史/地域史 Ⅱ 国際秩序変動とヴェルサイユ・ワシントン体制
アヘンと国際秩序──国際連盟とイギリス 後藤春美
ドイツと東アジア──一九二八年独中関税条約とヴェルサイユ・ワシントン体制の急旋回 工藤章
一九二〇年代の中露/中ソ関係 唐啓華(平田康治訳)
太平洋問題調査会(IPR)と一九二〇年代 片桐庸夫個別史/地域史 Ⅲ 国民国家体制と植民地体制の変容
帝国日本の植民地統治と官僚制──一九二〇年代の朝鮮総督府・台湾総督府 岡本真希子
朝鮮における「文化政治」と「協力」体制 宮本正明
日本の東南アジア・南洋進出 安達宏昭
第一次大戦後の金融危機と植民地銀行──昭和金融恐慌下の台湾総督府と島内動向の視点から 波形昭一トピック・コラム
東アジアのラジオ放送 川島真
東アジア都市文化の受容 橋谷弘
東アジアの近代学術の連鎖──新社会科学運動の出現 孫宏雲(古谷創訳)
排日移民法 廣部泉
日本の南洋群島統治 等松春夫人物コラム
魯迅 鈴木将久
石橋湛山 山室信一
ファン・ボイ・チャウ 今井昭夫
ジョン・デューイ 山腰敏寛
林献堂 許雪姫(三澤真美恵訳)
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 5 新秩序の模索 1930年代
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112857
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年05月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
新秩序の模索 1930年代 山室信一通空間論題
中華民国・中華ソヴィエト共和国・国民参政会──「党治」から「憲政」への模索 西村成雄
植民地期朝鮮の女性 宋連玉
コミンテルンとアジア 石川禎浩・栗原浩英個別史/地域史 Ⅰ 世界恐慌とアジアにおける国際関係
世界大恐慌と通貨・経済の構造変動 杉原薫
一九三〇年代台湾のアジア域内における貿易と移民 林満紅(藤原敬士訳)
日本のイスラーム・プロパガンダとインドネシア・ムスリム 小林寧子
アメリカの東アジア経済政策 大石恵個別史/地域史 Ⅱ 権力と抵抗
台湾議会設置請願運動についての再検討 周婉窈(若松大祐訳)
朝鮮の地域社会と民衆 板垣竜太
日中和平交渉と傀儡政権 劉傑
「民族協和」と「自治」──「在満朝鮮人」問題を中心に 田中隆一個別史/地域史 Ⅲ 構想と主体
一九三〇年代インドにおける「国民国家」の模索──国民・宗教・女性 粟屋利江
在日朝鮮人社会の成立と展開 樋口雄一
フィリピン独立と国民文化の模索 内山史子
タイの立憲革命と文化変容 玉田芳史トピック・コラム
満鉄の「国際性」と「閉鎖性」 加藤聖文
西安事件と蔣介石・張学良 家近亮子
魔都上海──欲望都市の誕生 劉建輝
中国農村調査と家族・村落 笹川裕史
排日教科書と歴史認識問題 砂山幸雄人物コラム
徳王 森久男
エドガー・スノーとニム・ウェールズ 江田憲治
宇垣一成 宮田節子
溥儀と溥傑 江夏由樹
鮎川義介と甘粕正彦 井口治夫
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 6 アジア太平洋戦争と「大東亜共栄圏」 1935-1945年
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112864
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年01月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
アジア太平洋戦争と「大東亜共栄圏」 1935-1945年 後藤乾一通空間論題
東アジアの総動員体制 久保亨
華僑の民族主義と中国・日本──マラヤ・シンガポールを中心に 原不二夫
「大東亜共栄圏」と日本企業 小林英夫個別史/地域史 Ⅰ 日中戦争と「大東亜戦争」
日中戦争から第二次世界大戦へ 松浦正孝
中国の抗日戦争と戦後構想 家近亮子
資源外交と南進政策・南方軍政 山崎功
アジア太平洋戦争期のベトナム──仏印進駐から八月革命へ 白石昌也個別史/地域史 Ⅱ 大東亜共栄圏下のアジア
植民地台湾における戦争体制──総力戦下の同化と動員を巡って 蔡慧玉(秋本宏樹訳)
朝鮮における総動員体制の構造 庵逧由香
日本占領下における東南アジアの経済状況 一九四一─四五 ポール・H.クラトスカ(前川佳遠理訳)
捕虜と捕虜収容所 内海愛子個別史/地域史 Ⅲ 戦時国際関係と戦後秩序
連合国の戦後アジア構想 加藤哲郎
ソ連の戦後アジア構想 横手慎二
「独立」国という「桎梏」 河西晃祐
原爆投下と戦後国際秩序──軍事的・外交的価値への期待と核の恐怖 篠原初枝トピック・コラム
泰緬鉄道 吉川利治
朝鮮における第三の道 趙景達
南京(大)虐殺論争 楊大慶
南方特別留学生 都丸潤子
「従軍慰安婦」 和田春樹人物コラム
昭和天皇 原武史
マウントバッテン 君塚直隆
汪精衛 土屋光芳
李光洙 河かおる
マヌエル・ケソン 中野聡
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 7 アジア諸戦争の時代 1945-1960年
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112871
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年02月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
アジア諸戦争の時代 1945-1960年 木畑洋一通空間論題
東アジアにおける冷戦 菅英輝
敗戦・引揚と残留・賠償──帝国解体と地域的再編 浅野豊美
アジアの共産主義革命とソ連──スターリンとアジアの突撃隊 石井明個別史/地域史 Ⅰ 「大東亜共栄圏」の崩壊と脱植民地化
インドネシア独立と日本・国際環境 後藤乾一
解放と朝鮮民衆 李景珉
マラヤ非常事態──連邦独立への過程とその後 鈴木陽一
在日朝鮮人の「帰国」と「定住」 小林知子個別史/地域史 Ⅱ アジア諸戦争と地域秩序の模索
フランスとインドシナ──忘れられた植民地戦争 平野千果子
国共内戦と中国革命 中村元哉
朝鮮戦争 和田春樹
東アジア国際関係の転機としてのバンドン会議──重層的・多面的関係へ 都丸潤子個別史/地域史 Ⅲ アジアの中の戦後日本
日本の戦後改革 三宅明正
北方領土問題と平和条約交渉 原貴美恵
恩給と慰霊・追悼の社会史 南相九
沖縄占領と東アジア国際政治 我部政明トピック・コラム
チベット 併合から動乱まで 林孝庭(小林亮介訳)
日本共産党とコミンフォルム批判 加藤哲郎
台湾二・二八事件 何義麟
日華平和条約と賠償・請求権問題 浅田正彦
東京裁判 日暮吉延人物コラム
ジャワーハルラール・ネルー 井坂理穂
ランズデールとマグサイサイ 中野聡
スカルノ 倉沢愛子
李承晩と金日成 李鐘元
アウンサン 田辺寿夫
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 8 ベトナム戦争の時代 1960-1975年
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112888
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年06月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
ベトナム戦争の時代 1960-1975年 中野聡通空間論題
アメリカニゼーション──日本と沖縄、そしてアジアへ 安田常雄
開発体制論 末廣昭
ポスト・ベトナム戦争期におけるアジア連帯運動──「内なるアジア」と「アジアの中の日本」の間で 道場親信個別史/地域史 Ⅰ 冷戦と東アジア
中ソ分裂 牛軍(石川誠人訳)
日韓国交正常化 吉澤文寿
インドネシア九・三〇事件と社会暴力 倉沢愛子
アジアにおけるイギリス帝国の終焉 木畑洋一個別史/地域史 Ⅱ ベトナム戦争の時代とアジア
中国の社会主義と文化大革命 国分良成
沖縄「占領」からみた日本の「高度成長」 戸邉秀明
朴正煕政権と韓国現代史 木宮正史
北朝鮮の社会主義 李鍾[ソク](高一訳)個別史/地域史 Ⅲ 「ベトナム後」に向けて
アジア冷戦の溶融としてのニクソン訪中と田中訪中 青山瑠妙
ASEANの出発 佐藤考一
ベトナム戦争期の比米関係とフィリピンの戒厳令 伊藤裕子
オーストラリアのアジアへの接近と白豪主義の終焉 藤川隆男トピック・コラム
ベトナム戦争と日本 遠藤聡
水俣病 原田正純
金嬉老事件 鈴木道彦
韓国におけるベトナム戦争の記憶 松田春香人物コラム
リー・クアンユー 永野隆行
市川房枝 加納実紀代
周恩来 朱建栄
林彪 唐亮
屋良朝苗 我部政男
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 9 経済発展と民主革命 1975-1990年
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112895
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:350ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年07月 - 目次
-
刊行にあたって
通史
経済発展と民主革命 1975-1990年 和田春樹通空間論題
日本と成長のアジア 吉野文雄
日本の地域構想とアジア外交 佐藤晋
アジアにおける冷戦構造の変容と地域紛争──米中和解からソ連のアフガニスタン侵攻へ 毛里和子個別史/地域史 Ⅰ 民主化と革命
韓国民主革命 石坂浩一
「中華民国台湾化」の展開──台湾における「七二年体制」下の政治構造変動 若林正丈
ビルマの民主化運動と弾圧 伊野憲治
改革開放と天安門事件 加茂具樹個別史/地域史 Ⅱ 市場化と開発体制
一九八〇年代の韓国経済と財閥──民主化と自由化のはざまで 鄭章淵
マレーシアのエスニック政策とルック・イースト政策 金子芳樹
中国社会主義市場経済への道 加藤弘之
ドイモイ路線の起源と展開 古田元夫個別史/地域史 Ⅲ 冷戦の解体とソ連社会主義の終焉
ソ連のアフガン侵攻 李雄賢
北朝鮮危機からの脱出を求めて 平岩俊司
ゴルバチョフの東アジア政策 長谷川毅
戦後政治の総決算 初瀬龍平トピック・コラム
キリスト教会と東アジアにおける民主化──韓国の事例 デビッド・H・サターホワイト(和田春樹訳)
カンボジア和平 今川幸雄
ソ連ペレストロイカとモンゴル 鯉渕信一
東ティモールの独立問題 松野明久
南シナ海の領有権問題 竹下秀邦人物コラム
キム・ジハ 宮田毬栄
スハルト 川村晃一
コラソン・アキノ 大野拓司
蔣経国と「文化建設」 菅野敦志
紅衛兵 武田雅哉
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 10 和解と協力の未来へ 1990年以降
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112901
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:380ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年08月 - 目次
-
刊行にあたって
共同討議
和解と協力の未来へ 1990年以降 編集委員通空間論題
アメリカの世界戦略とアジア 中野聡
東アジア域内の移住労働──製造業から医療福祉へ、外国人労働者から移民への模索 奥島美夏
環境時代の到来とそのゆくえ 中尾正義個別史/地域史 Ⅰ 経済成長から経済危機へ
中国・経済成長の政治経済学──グローバル化と「豊かさ」の実体 梶谷懐
インドの経済成長 絵所秀紀
アジア経済危機とその後のASEAN・東アジア──地域経済協力の展開を中心に 清水一史
東アジアの生産分業と企業間リンケージ 川上桃子個別史/地域史 Ⅱ アジアの政治動揺
六者会談の生成と展開──国連安保理の地域的代替と効用 倉田秀也
中台における政治・軍事関係 松田康博
スハルト体制の崩壊とインドネシア政治の変容 川村晃一
タイ民主主義の揺らぎと王室神話の翳り 浅見靖仁個別史/地域史 Ⅲ 共同体構想の課題と展望
アジアにおける地域共同体構想の変遷──「東アジア共同体」の背景 大庭三枝
日本のなかのアジア──戦後補償と人権保障について 田中宏
アジアの市民社会と国際関係 首藤もと子
グローバル文化ガバナンスを越える対話的な公共空間 岩渕功一トピック・コラム
上海協力機構 川島真
宗教原理主義──原理主義と近代のねじれた関係 小川忠
印パ核実験問題 堀本武功
アジアの領土問題 岩下明裕
チベット問題 平野聡人物コラム
小泉純一郎 内山融
プーチン 中村逸郎
金大中 和田春樹
グスマオ──ゲリラ司令官から国家指導者へ 玉木一徳
李鶴来 内海愛子
- 書誌情報
-
岩波講座 東アジア近現代通史 別巻 アジア研究の来歴と展望
編集委員:和田春樹、後藤乾一、木畑洋一、山室信一、趙景達、中野聡、川島真ISBN:9784000112918
出版社:岩波書店
判型:A5
ページ数:384ページ
定価:3800円(本体)
発行年月日:2011年09月 - 目次
-
刊行にあたって
アジア研究と私(インタビュー)
朝鮮の近代史像を求めて 姜在彦(聞き手=趙景達)
「無名」の人びとが紡ぎ出す歴史の諸相──「アジア」に接近する「聞き書き」という方法 森崎和江(聞き手=山室信一)
近現代中国の連続性/非連続性──中国研究の転換点に立って 野村浩一(聞き手=川島真)
ネルーに魅せられて──アジアの中の南アジア研究へ 中村平治(聞き手=木畑洋一・趙景達)
トランスナショナルな歴史像を求めて 入江昭(聞き手=後藤乾一・木畑洋一)
モンゴルの草原からアジア近現代史の真実を見つめて 田中克彦(聞き手=和田春樹・川島真)
後継者のいない学問をいかに始めたか──朝鮮総督府の人と資料に出会って 宮田節子(聞き手=趙景達)
「民衆のアジア」へ──研究・実践・教育の場から問う 西川潤(聞き手=後藤乾一)
カンボジアの文化復興 石澤良昭(聞き手=後藤乾一)
「固有の領域」としての東南アジア史研究へ 池端雪浦(聞き手=中野聡)東アジア研究のフロンティア
アジア人口史 斎藤修
東アジアの疫病・衛生史の一断面──検疫制度と国際関係(一九世紀後半と戦間期) 脇村孝平
東アジア近現代の都市と建築──建築・都市に織り込まれた帝国・国・社会 谷川竜一
海運──清朝中国と明治日本の海運競業 松浦章
陸運──鉄道を中心として やまだあつし
キリスト教と社会──ナショナリズムとミッションスクール 李省展
植民地教育史 金富子
メディア史研究の現状と展望 土屋礼子
東アジアにおける「流行歌」の創出──クロスオーバーするレコードと音楽人 貴志俊彦