開催趣旨
中国研究所・笹川平和財団では、戦後80年を振り返り、また次代の新たな国際秩序を展望すべく、2025年末と2026年の年頭に公開シンポジウムを開催することにいたしました。日中関係が新たな局面を迎え、東アジアの平和の意味が問い直されている現在、過去を振り返りそこから学ぶことと共に、新たな時代について考えることがともに求められるからです。
2024年度、中国研究所と笹川平和財団は、シンポジウム「2025年の世界と日中米関係」と題して、「トランプ-習近平時代の米中日関係」(第1回)、「戦後80年と歴史言説/歴史戦」(第2回)を実施しました。今年度は、前年度の第2回の「答え合わせ」ともいうべき「戦後80年と歴史言説/歴史戦Ⅱ」を2025年12月に実施し、また今後の国際秩序を考えるべく「2026年の国際政治−-BRICSから見える世界」を実施します。
前者は、戦後80年に中国やロシアで行われた一連の記念行事や歴史政策について振り返り、そこに見られる特徴、戦後70周年と比較した上での相違点、また日本にとってどのような課題があるのかといったことなどを考察します。また後者では、昨今、BRICS、SCOなどの新興国や開発途上国の主導する国際組織が加盟国を増やし、先進国主導の国際秩序の動揺が指摘されていますが、先進国の視線だけに依拠するのではなく、BRICS構成国の世界観を理解し、そのことを踏まえて今後の国際秩序のありようについて考えます。ここではBRICKSのみならずSCOなどの広域の国際組織、そしてASEANなど地域の国際枠組みなどとの重なりや相違、また加盟国を増やすOECDなど先進国側の動きも視野に入れます。
開催要領
日 時 2025年12月19日(金)18:00~19:30
会 場 笹川平和財団ビル11階国際会議場(https://www.spf.org/about/access/)
方 法 対面・オンライン(Zoomウェビナー)併用
パネリスト 江藤名保子(学習院大学)、宮本 悟(聖学院大学)、河西陽平(中曽根平和研究所)
企画統括・司会 川島 真(中国研究所・東京大学)
参加をご希望の方は、こちらのフォームよりお申し込みください。参加費は無料です。
◆会場での対面参加
https://f.msgs.jp/webapp/form/19951_jndb_1261/index.do
◆オンライン参加
https://f.msgs.jp/webapp/form/19951_jndb_1262/index.do
※申し込み締切は前日の12月18日(木)23:59までです。
※第2回(1月21日)「2026年の国際政治――BRICSから見える世界」の参加申し込みフォームは1月初旬に公開予定です。
しばらくお待ちください。
